
災害時、お湯がなくてもカップ麺は食べられる?水で作ってみた結果…
公開日:2024.12.10
この記事のポイント
- 「水で作るカップ麺」は本当に実現可能なのか?
- 水道のプロ(?)が体を張って実食検証!
- カップラーメン vs カップ焼きそば、水で作るならどっち?
- 非常食としてのリアルな評価と注意点
「もし震災が起きたら…食事はどうする?」
防災ボトルに水はあっても、火が使えない状況は十分に考えられます。そんな時、みんな大好きカップ麺はお湯がないと食べられない…と思っていませんか?
実は、『プロの防災ヒント180 警視庁災害対策課ツイッター』(日本経済新聞出版)には「水でも食べられる」との情報が!
そこで今回、本当に水だけでカップ麺が食べられるのか、実際に作って食べてみるチャレンジをしてみました!
※実験の様子を動画で詳しく解説しています
実験の背景
防災本に書かれていた「カップ麺は水でも作れる(ただし時間はかかる)」という情報。これが本当なら、非常時の食料選択の幅が広がります。しかし、味や食感はどうなのか?本当に「食べられる」レベルなのか?疑問を解消すべく、実際に試してみることにしました。
■実験準備
用意したもの
- カップラーメン(粉末スープタイプ代表:ブタメン)
- カップ焼きそば(液体ソースタイプ代表:U.F.O.)
- 水(防災ボトルからの給水を想定)
今回は、少ない水の量でも作れるよう、小さめの「ブタメン」と、プチサイズの「U.F.O.」を選んでみました。
■検証プロセス&結果
①カップラーメン(ブタメン)に挑戦!
- まずブタメンに粉末スープを入れ、水を注ぎます。
- 通常通り(?)3分間待ちます。
- 3分後… 見た目はほぼ変わらず、麺は硬そう。スープも溶けきっていない様子。
- いざ、実食!……「うわ、ベビースターだ!」
食感はまさにベビースターラーメンそのもの。しかし、味は意外と悪くない。食べ進めるうちに、少しずつスープも溶けてきました。お湯で作った時のような温かさや麺の柔らかさはありませんが、非常時なら十分「食べられる」レベルです。
②カップ焼きそば(U.F.O.)に挑戦!
- 同じく、水を注いで3分待ちます。(今回は湯切り不要!)
- 3分後、やはり麺は硬いまま。
- 液体ソースをかけて混ぜます。粉末スープと違い、ソースは比較的スムーズに混ざります。
- 実食!……「硬いけど、味は焼きそば!いける!」
麺の硬さはブタメン同様、お菓子(ベビースター)のようですが、味はしっかりU.F.O.。ソースがしっかり絡む分、ラーメンより違和感が少ないかもしれません。マヨネーズがあればもっと美味しいかも?こちらも非常食としては「あり」です。
重要な発見ポイントと比較
- 結論:水でもカップ麺は「食べられる」。
- 食感は通常と全く異なり、硬いお菓子(ベビースター)に近い。
- 粉末スープは溶けにくく時間がかかるが、最終的には溶ける。
- 液体ソースの方が水に馴染みやすく、混ぜやすい。
- 個人的おすすめはカップ焼きそば(ソースタイプ)! 冷たい状態での違和感が少ない。
■プロ(?)からのアドバイス
- あくまで最終手段と心得るべし!
- 普段食べている美味しいカップ麺とは別物です。
- 温かい食事の代わりにはなりませんが、空腹は満たせます。
- 備蓄するなら「ソース焼きそば」が有利かも?
- ソースの方が水でも扱いやすい印象でした。
- ただし、ラーメンタイプでも時間をかければ大丈夫です。
- 「食べられる」という知識が心の余裕に繋がる!
- いざという時、「これなら水でもいける」と思えるだけで安心感が違います。
いざという時のために、知識の備えも忘れずに
今回の実験で、カップ麺は水だけでも食べられることが分かりました。味や食感は普段とは異なりますが、非常時の選択肢としては有効です。
もちろん、一番はお湯で作ることですが、「最悪、水でもなんとかなる」という知識を持っておくだけでも、災害時の安心感は大きく変わるはずです。
この「豆知識」、ぜひ覚えておいてください!
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