
災害時の命綱!「災害時給水ステーション」ってどこにある?利用方法と注意点を解説
公開日:2025.03.16
この記事のポイント
- 災害時の重要な水確保手段「災害時給水ステーション」とは?
- 災害時給水ステーションの設置場所と事前の確認方法
- 利用時に必要な持ち物と注意点
- 災害時給水ステーション以外の水確保方法と備蓄の重要性
「災害時、飲み水はどうやって確保するの?」
最近、防災への関心が高まる中で、「災害時に水を給水できる場所があるらしい」という話を聞きました。それが「災害時給水ステーション」です。これは、災害時に都民や市民の皆様へ飲み水を提供するために設けられている施設です。
しかし、いざという時にスムーズに利用するためには、事前に場所や利用方法を知っておくことが非常に重要です。
今回は、この災害時給水ステーションについて、設置場所の探し方から利用時の注意点、そしてその他の水確保方法について詳しく解説します!
■災害時給水ステーションってどんなところ?
※災害時給水ステーションの基礎知識を動画でご紹介
災害時給水ステーションはどこにあるの?
東京都の場合、災害時給水ステーションは主に小中学校や公園、都立の施設などに設置されていることが多いです。具体的な場所は、お住まいの自治体や水道局のホームページで確認できます。例えば、東京都にお住まいの方は、以下の東京都水道局のウェブサイトから一覧を確認できます。
その他、「お住まいの地域名 水道局 災害時給水ステーション」などで検索すると、該当する情報が見つかるはずです。
災害が発生してから慌てて探すのではなく、平時に自宅近くの災害時給水ステーションの場所を把握し、可能であれば実際に道のりを確認しておくことが非常に大切です。災害時はネットが繋がらない可能性も考慮し、地図をスクリーンショットで保存しておくなどの対策も有効でしょう。
■災害時給水ステーション利用時の持ち物と注意点
必要な持ち物:清潔な容器を忘れずに!
災害時給水ステーションで水を受け取るためには、必ず自分で水を入れるための容器を持参する必要があります。ステーション側で給水バッグなどが用意されているわけではありません。
- ペットボトル
- ポリタンク
- 給水袋 など
特に飲み水として利用する場合は、衛生面を考慮し、しっかりと蓋が閉まる清潔な容器を用意することをおすすめします。
利用時の注意点:混雑や給水制限も考慮
災害時には多くの人が災害時給水ステーションに集まるため、大変な混雑が予想されます。状況によっては、一人あたりにもらえる水の量に制限がかかることもあります(例:1人3リットルまでなど)。
また、自宅から災害時給水ステーションまでの距離や道のりも重要です。例えば、5人家族で1日に必要な水(1人3Lと仮定すると15L)を、災害で道が悪くなっている中、20分かけて運ぶのは大変な労力です。運搬手段や家族構成を考慮し、現実的にどれくらいの量を運べるのか、事前にシミュレーションしておくと良いでしょう。
災害時給水ステーション以外の水確保方法:家庭での備蓄が基本!
災害時給水ステーションは非常に重要な施設ですが、それに頼りきるのではなく、まずは家庭での水の備蓄が基本となります。東京都では、1人1日3リットルを目安に、最低でも3日分の飲料水を備蓄することを推奨しています。
例えば、5人家族であれば、3L × 5人 × 3日間 = 45リットルの備蓄が必要になります。これだけの量を日頃から確保しておくことで、万が一の際にも慌てずに対応でき、災害時給水ステーションの混雑緩和にも繋がります。
■日頃からの備えと情報収集が大切
災害は何が起きるかわかりません。水が使えなくなる、インターネットが繋がらないといった事態も十分に想定されます。だからこそ、日頃から飲料水を備蓄しておくこと、そして災害時給水ステーションの場所を事前に把握しておくことが非常に重要です。
次回は、実際に災害時給水ステーションを訪れ、その様子をお伝えします。
「もしも」のために、今できること
災害時の水の確保は、命を守る上で最も重要なことの一つです。災害時給水ステーションの情報を事前に確認し、家庭での備蓄も忘れずに行いましょう。
あなたの備えが、あなたと大切な人を守ります。
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